2011年12月14日水曜日

討ち入りの日にひといき。

何でしょう、今までの人生でおそらく
いちばん忙しいと思われる日々を過ごしておりました。
今年はあと一山といったところ。

小田原の後は、
明治座に舞踊会に出させて頂いて、初めて独りで地方つとめまして。

そして!

随之会。

想像を超えるたくさんのお客様。
本当にありがとうございました。

もちろん個人的に多々多々
反省はありますけれども

それより会として楽しかった。
これは
何としてもクオリティも上げながら
一緒に成長して行きたい。
 

たくさんのお花もありがとうございました。会場も華やかに!

ところで、

本番は着替えていて
見れなかったのですが

この二人のリハーサル!
面白かったな。
浅井太郎さんとはまた2月にご一緒します。

さらに!

うちのお稽古場初めての小唄のお浚い会も終了しました。
場所はご当主も小唄のお上手な赤坂は「維新號」さん。
楽しく19番終了の後は、すばらしいお料理とともに
なごやかに会は終わりました。
これまた

立派なシクラメンを頂戴しました。
維新號さん
なにからなにまで
本当にありがとうございました。

そうそう
うちの会は
「千佳喜会」となりました。

どの文字もご縁があって
とてもいい名前だと思います。



わたしはまだまだ若輩者ですが
先人の立派な芸をまじめに取り組んでお伝えすることで、
皆さんが経験と愉しみで咀嚼してくだされば
いい小唄はたくさん唄えるんじゃないかなと思っています。

だから、お稽古もとってもとってもいつも楽しいです。
お稽古場の皆さん、またよろしくお願いします!

2011年11月25日金曜日

小田原 清閑亭での小唄

去る11月11日は小田原清閑亭にて、
アーティストインレジデンスの関連イベントとして
浅井太郎さんと私で小唄の演奏会を致しました。
雨模様でしたがそれもまたよしの美しい景観でした。

入り口から美しい




















浅井さんは、お互い顔見知りではあったものの
この度の随之会を通じてお知り合いになり
思い切ってお願いしてみました。ありがとうございます。

我々の演奏したところ。
















準備の段階から小唄の好みが近く、楽しかった。
この日は、日本の習慣、四季、行事などを追いかけながら
ふたりで好きな小唄をたくさん唄いました。
(楽しいに決まっている)

演奏中のひとこま
また演奏できたらなあと思ったら、この建物の方からご連絡を頂き
ひょっとしたらまた小田原におじゃまできるかも知れません。
本当に楽しみです。

2011年11月4日金曜日

どすこい千秋楽


昨日は、クラムボンのライブに両国国技館へ参りました。
私も東京浅草の公演で前座をさせて頂いた(歓喜のブログはこちら
「ドコガイイデスカツアー」の文字通り千秋楽というか大団円というか。

本当にお客さんとクラムボンが一緒に楽しいすばらしいライブで
終始涙腺がゆるみっぱなしでした。
ドレスコードが事前に発表されたらしく、
なんとほとんどのひとが真っ白の格好。すごい。
照明の素晴らしさも相まって、会場全体が舞台のようでした。
音も想像したよりぐっとよかったなあ。

そして、写真は枡席に付いていたという販売もしていたという
特製のおざぶとんです。
これね、中にポケットもついたバッグにもなるし
(みんな帰る時もっていきやすい)
なんと防災頭巾にもなるそうです。ふふ。

個人的には見台(こういうのです)をいれるのにふかふかしていて、
さらに運び易いし丁度いいかなと思いましたが。

見台入れて行って、楽屋でこれに座っていたら(自前の座布団て)
ちょっとおもしろいですね。ふふふ。

2011年10月31日月曜日

夜雨会


去る10月28日、三越劇場にて
小唄「夜雨会」の記念演奏会がありました。
こちらは成田屋さんのゆかりの小唄会。
夜雨というのは雅号だったそうな。
メンバーの錚々たる旦那衆みなさまと、
特別出演の当代の団十郎丈。
今年は小唄振りもご披露なさいました。
この小唄振りをお唄いになった横倉さんと
師匠の会の会長棚橋さんの演し物二題で
私も上調子を弾かせて頂きました。華やかな一日でした。

二題とも、、私の苦手ないわゆる「新内もの」で
非常に、非常にいい経験となりました。。

団十郎丈、私は下合わせからお供させて頂いたのですが
さすが舞台に対するこだわりというかビジョンが明確で
ぎりぎりまでベストを尽くすご姿勢に感服いたしました。
小唄は軽いもの、楽しいものであるが故にさらに
こういう楽しんで頂こう、という気構えが大事だなと。

ふむふむ。

2011年10月21日金曜日

もろもろ進行中

その1

西湘地区 アーティストインレジデンス(小田原市)
こちらの関連イベントとして小唄のコンサートをします。
場所は小田原城のおそば清閑亭。登録有形文化財の建物のようす。
建物自体も楽しみです!


こちらで、同世代の小唄演奏家、浅井太郎さんと
ふたりで唄いあいます。
小唄とはなんぞや、三味線はどうなっているの?
なども交えて、ワークショップ的なコンサートにする予定です。
日本の四季や伝統行事とともに小唄でつづります。(…予定)

休憩時にはお茶やお菓子もお楽しみ頂けるそうですよ。

日時
11月11日 18時開演(入場無料です)
小田原邸園交流館 清閑亭 〔国登録有形文化財・旧 桜谷黒田長成邸〕
小田原市南町1-5-73.0465-22-2834

そして!その2

11月30日(水)は「随之会」
チラシ、ポスターもあがっています。
自己紹介的な一部ののち、
忠臣蔵をテーマに、端唄、小唄でつづります。

端唄、小唄、寄席囃子など、邦楽でもとても短いものをやっている我々です。
どうぞお気楽なきもちで、足を運んでいただけるとうれしいです。

2011年9月22日木曜日

あちこち。

もう話が前後しすぎてなにがなにやらですが
去る9月10日の土曜日に東京証券会館ホールでの勉強会に参加しました。
私がやっている東明流というお三味線のジャンルと
古曲に分類される宮薗節というジャンルの勉強会です。

私は3曲出演しましたが、こちらは私がタテ(コンサートマスター的な)
をさせて頂いた「桜川」という曲の演奏時のお写真(をまた頂きました)

ワキを弾いてくださったのは清元延美葉さんこと東明吟美さん
唄のタテ(私の隣)は端唄の神田福丸さんこと東明雀舟さん
ワキに小唄の春日とよ津満さんこと東明伶舟さん
なんていうかぜいたくなメンバーで弾かせて頂きましたよ。
しかも16分の大曲です(東明流はわりと短いのです)

先の人間国宝、宮薗千寿先生(東明流では東明吟水)
から続く会のメンバーでの勉強会でした。

東明流は、なんていうか三味線のアクロバット的な。
この私が弾いた「桜川」と言う曲は
通算で調子替えが7回あるんです。

本調子→二上り→本調子→三下り→六下り→
三下り→本調子→二上り

で、やっと終わるという。
昭和に邦楽のいろんなエッセンスを盛り込んでできた
趣味性のつよい音楽です。これがまたおもしろい。

私の小唄の師匠がやっていらした関係で
なんとなくで始めてしまったのですが
おかげでお三味線が好きになりました。

たまに舞踊会などでも東明流は出ますので
機会があったら聴いて頂きたいです。
ちなみに流祖の平岡吟舟は、小唄もたくさん作っていますが
ベースボールを日本に輸入した方でもあるそうです。
そういえばそんな感じの音楽です。
いや、新しいものを取り入れるという意味で。

2011年9月20日火曜日

ワークショップ


去る9月17日に、日本小唄連盟主催のワークショップが開催されました。
6回目だったそうです。
日常で邦楽、ましてや小唄にふれる機会などなかなか厳しい昨今
裾野を広げる意味でも連盟をあげてとても力を入れている事業の一つです。

私は初めてお手伝いに参りました。

お写真の講師は以前「小唄 えんの会」でもお世話になった
ふじ松加奈子お家元。
お三味線の作りについてご説明中です。
とってもわかりやすくお話なさっていました。

その他、蓼 胡茂さんや胡文雄さんによる名演奏や解説、
お三味線を実際さわりながらの簡単なお稽古など。

ワークショップとお稽古の線引きが
受講者も講師もなかなかむずかしいところのようですが
充実の内容でした。

私も個人的に11月11日の小田原の清閑亭での小唄のコンサートは
ワークショップの趣もにおわせたいと思っていたので
ちゃっかり勉強になりました。
この日ご一緒の浅井太郎さんは長唄の三味線弾きでもあるので
ちょっとその辺りからもアプローチしたいなあ。

2011年9月4日日曜日

小唄の舞台って


こちら、先日の小唄連盟のゆかた会のときのお写真を頂戴しました。

私がはじめて小唄の舞台を観に行ったときの衝撃のひとつ。

この写真でわかるかなあ。
普通緞帳があいて山台とよばれる台にのって演奏者がいますが
小唄はそれが二つにわかれていまして
このカキワリのようなセットの中に二つ床が存在することが多いのです。
その片方で演奏して片方は幕が閉まっているの。
真ん中の曲目と演奏者が書いてあるもの(めくり)も
曲がおわるとぱたーんと裏返って次の曲のものに。

こういう舞台のときはよくプログラムに
「二床で進行します」とか書いてあります。
小唄には普通の舞台は大きすぎるので
わたしはこの二床進行のほうがすきです。


ちなみにこの日は

まあまあでした。

うん。

たのしんで唄えました。

小唄はやっぱりおもしろい。

2011年8月24日水曜日

週末のあれこれ


来る8月27日(土)茅場町駅すぐの東京証券会館ホールにて
日本小唄連盟主催の「ゆかた会」が開催されます。

こちらは慈善の演奏会でもあり、また連盟の演奏会でも
最もカジュアルな敷居の低いものです。
序盤には名執でないかたを対象とした
「アマチュア天狗コーナー」というものも。
12時開演です。

私も今年も参加させて頂くことにしました。
48番 「卯の花」千紫巳恵佳です。
15時くらいでしょうか。
よろしかったらお運びくださいませ。


さて、先日稽古場からすぐの江戸東京博物館へ。

秋にご一緒する本條秀五郎さんが
中にある「中村座」の前で
端唄を演奏すると

たまたま知ってしまったので
こっそり行ってみました笑

テーマを決めて説明を交え
また確実な演奏で
とても見応えがありました。
なるほどなーと。

秀五郎さんの唄は
実は初めて伺ったのですが
びっくりするほど高い!すごい。

ちゃんと帰りに一声おかけして帰りましたよ。

しかし、江戸東京博物館、出来てすぐに行って以来だったのですが
格段におもしろくなりましたね。
もっとじっくり見れる時に再訪したいです。

帰ろうかと階段を上ろうとしたら
上から明らかな武士の扮装の方が!
ちょっと間を置いてスタッフのかたがいたので伺うと












こちらのイベントです、と。
私がすれ違った方は隠れキャラの
「参勤交代の大名に従って来た地方の藩士」
のよう。
お上りさん的にお江戸をうろうろしているんですねw

ちなみに
私も着物をきていたので
ちびっこからひそひそ声で
「ねえ、あのひともなんかなんじゃない?」
と言われてしまいましたとさ。ふふふ。

2011年8月8日月曜日

ほおずき会。

6日の土曜日、久しぶりにまた浅草は雷5656会館へ。

入り口からあのツリーを
邦楽を愛好する浅草の旦那衆、そして芸者衆による
毎年恒例「ほおずき会」です。
本年も、清元、小唄、俗曲、舞踊と様々な演目がずらり。

本年は、お弟子さんが千紫の名前を頂戴し
浅草のみなさまへの名披露目の意味もありまして
私が糸をつとめさせてもらいました。

浅草らしいほのぼのとした雰囲気の中
楽しんで「海老の子」と「うどんやさん」を唄われました。
海老の子は、家元が作ったとても短いながらおめでたい曲。
私もだいすきです。お家元も喜ばれたんじゃないかしら。

フィナーレの芸者衆の様子。
本年は打ち上げもお邪魔させて頂きましたが、
また日本を盛り上げて行きたいという皆さんの心意気。
そして芸者衆の気さくなお人柄。
とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
清元の初栄太夫お師匠さんがお話された
「舞台は楽しまなければ意味がないし、そのために
我々は力を惜しまない」といった主旨のお話が
とってもしみじみでした。
お師匠さんともたくさんいろんなお話ができて
また実り多かったです。

こちらが学ぶこと、得ることが多く
いつも夏のだいじな節目にさせて頂いています。
また来年の芸のご披露が楽しみですね。

2011年7月23日土曜日

客席から。

えー、そして本日は
秋にご一緒する本條秀五郎さんにお招き頂き
本條秀太郎氏の「俚奏楽」の演奏会に初めてお邪魔しました。












本條先生は言わずと知れた三味線小曲のオーソリティですが
演奏会自体にもとても工夫と趣向が感じられました。

舞台下手に衣桁が置かれ、そちらに掛けた夏の薄物に
リアルタイムで歌詞が投影されていました。
これとてもステキ。

ご挨拶にお邪魔したあのお稽古場の
お洒落な雰囲気そのままの会でした。

演奏会はいろいろな目的や趣向でいいと思うのですが
こちらの今日の演奏会は
「お客様に楽しんで頂きたい」
という気持ちがよく伝わる会で、とてもこれも勉強になりました。

それにしても、秀五郎さんはほんとにツボも間合いも
音色の工夫もやっぱり素晴らしくて、
増々ご一緒する秋が楽しみになりました。

…って、私もがんばらねばー。

助産院でうたう。

私は2年半前に松が丘助産院というすばらしいところで
出産を経験したのですが、
こちらではミュージシャンの卒業生も多く
年に二回ほど交流会での音楽会が催されています。

懐かしい坂道
日程が合わなくて一度しか参加出来ていなかったのですが
先日、久々に行って参りました。

準備をしながら袖から拝見
到着すると、台風と言われている中、たくさんのお母さんと赤ちゃんが!
わらわらみんな大人しくじっくり聞いています。
…っていうか興味津々です。

私はお江戸日本橋と(こちゃえ節と)
晴れて雲間
雨や大風

を唄うつもりでしたが(お天気に合わせて)

その後なぜかアンコールのお声を頂戴し
惚れて通う、と、向う横町(葭町新道)も
唄ってみました。わたし自身も楽しかったー。

私の前にはオペラ歌手の
鳥木弥生さんががっつり歌ってらしたので
いろんな声の種類にびっくりしたかな。

そうそう、サイトにもありますが
院長宗さんは「東京里帰りプロジェクト」を主宰されてます。
こちらを利用されている福島県からのすてきな母子にもお会い出来
なんだかほっとする気持ちになりました。

よく寝る子だったなあ。ふふ。
帰る頃には今夜のお食事の仕込みが始まっていました。
あああああ久しぶりに松が丘のごはん食べたかったな。。。
おかげさまでむすめはアレルギーひとつなく
熱を出すのも半年に一度というウルトラ健康優良児です。。

小唄はポップスでもあるので、場所によってこちらも楽しみがあり
また弾き唄いもやっぱりとっても楽しくて、ほくほくで帰宅致しました。


2011年7月16日土曜日

涼しげ(な、見た目)

お恥ずかしい話(なのかな)
何年振りかの久しぶりで浴衣を誂えました。

絽で、秋草柄です
浴衣、おそらく結構持っているほうだとは思うのですが
いかんせん同じものばかり袖を通してしまいます。
お稽古の時に着ることが多いので
ちゃんとして見える、落ち着いて見える、などの要素により。
あとはお出かけ着っぽいもの。

なので、誂えました。

ヘビロテのものと同じ竺仙さんのものです。

小唄の浴衣会などでもそうですが
「花火大会」的な用途と違って
お太鼓を締めて足袋を履くことがほとんどなので
広襟(ふっくらして見えますね)に仕立てました。

バチ襟もすっきりしていていいですけれど。

しかし、まだ7月折り返したところだというのに
暑いですね。。。

2011年7月13日水曜日

さしむかい。

結局とても暑い毎日ですね。みなさんお体大丈夫でしょうか?

ちょっと訳あって、浜町のお稽古場の写真を撮ったりしていました。


さ、殺風景。。。

facebookにも載せたら、「緊張感があっていい」とか
そういった類いのコメントを頂戴したのですが

うーん、

お花やお茶や謡のお稽古ならそれがいいのでしょうが
江戸小唄をやるにはちょっとつまらないな。とようやく思いました。

今自宅では実質お稽古をしていないのですが
よっぽど自宅の方が雰囲気的には…

ということで

近日中にわたしの思う「小唄のお稽古場」にリニューアルしようかと!

さてどうなりますやら。

2011年6月23日木曜日

清元の

かの名人 志寿太夫師による題字
昨日、紀尾井ホールでの第55回清元和加葉會に浄瑠璃で出演しました。
この題字のお方でもいらっしゃる志寿太夫師を始め先の名人諸氏が
「女流にも活躍の場を」
と、始まったという歴史のある会とのことです。
今回は記念会で大勢での「三社祭」の演奏もありにぎやかでした!

ご縁あって昨年秋に高輪派宗家家元よりお名前を頂戴しまして
まだ右も左もわからないのですが、ありがたくもお声がけいただいて
幕開きの「四季三葉草」という三番叟をもじった美しい曲にのらせて頂くことに!

4月の開催予定から震災の影響で日延べとなり、の昨日。
お天気にも恵まれて、大勢のお客様で盛会でよかったです。

お声がけ頂いたタテ浄瑠璃の清元延初磨さんは
古曲の一中節での「宇治はる」さんとしても有名ですが
豊かなお声での表現もさることながら
なんていうか、その言葉の情景がぶわーって浮かぶんです。
こんな私でもスケッチみたいなのが見える。
ほんとうにいい機会になりました。

余談ですが

初磨さんは本当に絵を描かれていたらしく
なんと藝大を油画科で卒業されているそうです。。
びっくりした。。
「栄佳ちゃん(わたし)とは広い意味で先輩後輩ね」
ってにっこりおっしゃった。

才能のあるかたって何にでもセンスがあるのかな。
もちろん大変な努力をされているとは思うのですが。

私もひさしぶりに緊張しましたが
なんとか皆さんが作られた世界を邪魔せずにはすんだかな。。
実はなぜかちょっといろんなかたに褒めて頂いてしまって
調子に乗るっていうか、やる気がでました笑

清元は小唄の勉強になるのももちろんですが
構成やテーマ、節回しなどなにしろとってもおもしろい。
皆さんもお芝居や舞踊会などで耳にする機会があったら
ちょっと楽しんでみてくださいね。
受付のお手伝いもさせて頂きましたのよ














2011年6月10日金曜日

一緒にたのしむ。

偉大なるお三方とわたし。
だいすきなバンド

という表現だけではもはや片付かない
私にとってとてもだいじな音楽のバンド
クラムボン
の、前座をさせていただいちゃいました。なんたること!

彼らは「ドコガイイデスカツアー」というのを絶賛やっていまして
浅草に初進出。
ふだんはNHKホールなんていっぱいにしちゃうのに
小さなところや面白いところ音の変わったところなど
全国津々浦々まわっています。

「せっかく浅草だから浅草っぽいことしたい。」

って、前日夜21時半頃(おーい)連絡を頂きまして
急遽わたしが前座として一曲ご披露。
少ない時間ながらなにをやるか悩んだのですが
キャッチーでにぎにぎしたものがいいかなと思って
「奴さん」を弾き唄いしました。
開演前にどきどきしながら撮影














緊張する暇無いくらい楽しくって
(だって、夢のようですから)
少しでもお三味線とか日本の旋律とかが
楽しいと思ってくれるといいなあと思って演奏して
それはもうとっても幸せな時間でした。

この日のクラムボンのライブもアットホームかつ演奏がアグレッシブで
ほんと、音楽ってすばらしいなあと思いました。
根っこがね、なんでも一緒ですよね。

急でびっくりしたけど
ありがとう。
あたたかくて音楽がだいすきなお客さまもありがとう。
なんかね、とっても素直な気持ちを思い出せました。

2011年5月24日火曜日

小唄連盟55周年

先日、私も所属致します日本小唄連盟の定時総会があり、
また本年は正式発足より55周年とのことで、
例年は東京會舘だったのですがホテルオークラへと会場が移り
総会後、にぎやかなパーティが催されました。

300人を超えるお客様でたいへんにぎにぎしかった。
小唄のお師匠さんがたはとってもおしゃれなんですよねえ。

鏡開き

また、江戸らしい趣向で、獅子舞と神楽もたのしみました。
遠くてすみません。。

総会では、今後の方針や、前年度の決算報告などが話合われるのですが
今回は国の制度の見直しにより連盟も変化のときのようで。
日本小唄連盟は、公益社団法人認可の取得を目指すことになりました。
そして、国の指導により、なるべく一つにまとまって欲しいということを受け
新たに三つの流派の方々が加入なさいました。
これはうれしいですね。

小唄はもちろんそんな固い話のものではないし
元々粋な旦那衆、師匠連中によるものだったと思いますが、
時代の変化に対応してこれからもこの楽しさを残していくためには
やはり全体的な底上げと、広く理解して頂くための努力が必要だと私も思います。
この日の春竹会長のお話は非常に明瞭で、
私も深くうなずくばかりでした。

小唄連盟は我が千紫の家元、千紫千恵が尽力してスタートし
会長、名誉会長と歴任されたものです。
その意志をついで、よりよくしていきたいものです。

お土産は花園饅頭製

2011年4月26日火曜日

千紫会名執式。

去る4月24日にちようび
晴天に恵まれる中
神田明神にて
小唄千紫派「千紫会」の
お名執式がとりおこなわれました。
ほんとうにきれいな青空。

師範が2名
新名取が9名のお式でした。

私はたいへんにありがたくも
初めて取立師匠として出席させて頂きました。

世の中がまだ落ち着かない中
(お祓い中もちいさな余震が)
なにかの心のささえになるような
そんな第一歩になるといいなと思いました。

同じく取立師匠として出席された栃木在住の先輩は
被災者を受け入れている避難所に
出張して演奏やワークショップみたいなことをされているとか。

また千紫千恵家元が亡くなられて
「千紫会」という組織になっての第一回。

いろんな思いがこの晴天につながったのかなと
なんだか青空をありがたくながめられました。

花嫁さんにも遭遇

この数日前にプライベートで悲しいことがあったのですが
今をたいせつに生きようということ
自分にできることをするしかないということ
きっとまたすてきなことはやってくるという希望
神社内の清々しい空気は
そんな気持ちを再認識させてくれました。


2011年4月18日月曜日

春もきた。

急に咲いた自宅のベランダ

またブログをかくことを忘れてしまっていました!

東京に戻って早一週間と半分。

向こうに行っている間にお休みしてしまっていた
小唄のお稽古も再開です。
お稽古場には新しい方もみえ、
にぎやかなサロンという様相もなしてきました。うれしいですね。

今月は私はじめてのお名執りさんを出すことになりまして
こんな時期になってしまいましたが、やっぱりうれしいし
また誰かの励みになるようにしたいと思っています。

会が延期になったり、お話自体がなくなってしまったり
ちょうど京都に行く前はそんな感じだったので
戻ってからのんびりしてる気持ちから風邪をひいたりもしました…
病は気からとはよく言ったものですね。。

延期になっていた
清元の女流の会「和加葉會」は
6月21日14時から紀尾井ホールになりました。
正式な清元の舞台は初舞台だわ!
よかったらいらしてくださいまし。













久々に清元の師匠の元へも。
いつもついついいろんな話をしてしまうのですが
お稽古場片付けながら
聞かせてくださったこの楽器、
ビジュアルもですが音もなかなか。
なんて名前なのかな。

2011年4月4日月曜日

上七軒だより。

上七軒の歌舞練場の舞台
終演後準備中の、翌日の一部(お芝居)の舞台の様子
私たちはこちらから演奏しています。
先日、小唄でお世話になっているかたからのおよばれで
ぜいたくなお花見におじゃましました。
2日から京おどりが始まった
宮川町の舞妓ちゃんおふたり
地方さんの千恵子さんお姐さん
とってもすてきな方でお話楽しかったな。
お家の前が高瀬川でライトアップの桜どーん
上七軒そばの桜の名所平野神社も
枝垂桜はみごろです。

毎日いろんなかたが見えてくださり
楽しんでくださっているみたいでうれしいです。
長いなあと思ったけれど
木曜日でとうとう千秋楽。

もうひとふんばりです。

2011年3月31日木曜日

京都折り返し

いよいよ枝垂桜も咲いてきましたが、
天神さまの梅、本当にかわいらしい。
私梅がだいすきなんです。

タイムリーなことに先日よりエドツワキ氏が京都で個展!
表具師のかたとの作品の数々。
こちらすてきだったー。

で、一緒にthe京都なお店でごはんを食べたり
ご紹介頂いた方とこれからのことお話したり
その後の戦利品
「カラーブックス」ですよー!
とうとう恵文社一乗寺店行ってしまいました。
東京にはありそうでないお店。
あそことあそことあそこが
一緒になったようなお店。

あ、もちろん毎日はりきって唄っておりますよー!
一日二回公演でございますよ。

やっと折り返しました!!