2017年5月12日金曜日

さつき会



明日、5月13日土曜日
三越劇場にて
小唄連盟によります
さつき会 があります。
こちらは賛助会員、いわゆる旦那衆的(女性もいらっしゃいます)
愛好家のみなさんが、小唄をご披露くださる会です。
みなさん本名でのご出演です。

千佳喜会からもご出演があり、私も糸をつとめます。

愛好家のみなさんがあってこそ、
一層の小唄の楽しみの拡まりにつながると思っております。
演奏家の会とはまた違ったとても楽しい雰囲気の会です。
よかったら足をお運びください。

12時開演です!
詳しくは小唄連盟ホームページまで。

2017年5月10日水曜日

神田の家での演奏



突然なんですし、季節もあれなのですが、
桜の美しいときの美しい場所での演奏の動画をいただいていたことを思い出しました。

演奏の拙さは置いておいて、
思い出に残るイベントでした。

八重一重という小唄です。

八重一重 山も朧に薄化粧
娘盛りはよい桜花
嵐に散らで 主さんに 
逢うてなまなか あとくやむ
恥ずかしいではないかいな

甘酸っぱい歌詞ですね!

2017年5月8日月曜日

いなたい考

近ごろ家人が「いなたい」という言葉を多用することに気がつきました。

前からだったような気もしますが、いま私が言葉に敏感になっているせいもあるかもしれません。

いなたい、、ふむ。

私は生まれも育ちもお江戸しかも下町のほうで、
最初のお稽古事の山田流箏曲から始まって、小唄の世界に入ってからも江戸弁をナチュラルに操るお姐さん、先輩がたに囲まれ、
なにかとお江戸の文化にどっぷりでした。
例えば小学校の先生は私を正しく呼べず
「しらやまさん」
と呼ばれていました。

なので、なんとなく西の発祥の言葉かな?
というものにはぴんときます。
いなたい、もそんな予感がありましたが、
あちこちで耳にするようになると
「それどういう意味?」と問いかけるのもなんだか野暮ったく感じられて
あいまいながらも同意したり、なるほどねえ、なんて感想を言ったりしていました。

家人はカタカナでいうところのミュージシャンなので、
音楽業界発祥のことばなのではないかしらという予想もありました。
どうやら簡単にググってみてもそのようですね。

泥臭い、とかヘタウマ、みたいに使われるとあります。でも語源は田舎っぽい、みたいなものではないかと。
おそらく家人やミュージシャンたちは
前者の意味で使っているのかな?
お詳しいかた、よかったら教えて欲しいです。

おばんざい
酒のあて
めちゃめちゃ

なんとなーく、お江戸で聴きなれなかった言葉には未だに
んん?
となってしまって使いづらい私です。
西の言葉の方が物珍しい感じで流行りやすいのでしょうか。

いなたい、も、いつか私も自然と口にするようになるのかなあ。