2007年11月24日土曜日

なんか

すごい売店の数です…
名古屋の地下鉄おもしろいですねー

愛のかたち。

おおっと
行って参りました
国立劇場。

またまたご招待いただいて
摂州合邦辻の通しを拝見できました。
玉手御前は坂田藤十郎さん。

前から二列目で拝見できたので
うーん、普段とは違った目線で楽しめたー。

上方の役者衆を観る機会が余りなくて
しかも、文楽じゃないのはあまりいい印象がなく
今回は正直あまり思い入れはなかったのですが
素晴らしかった!月曜までですが是非観て頂きたい!!
(はないき荒く)

藤十郎さんは本当にお人形みたいにかわいらしい。
(お若いなあ。。)
我當さんは幅が広い!
秀次郎さんは芸達者!
むむむ。
そして今回のびっくり
大事な役どころになっていた愛之助さん。すばらしい。。

すっかり上方歌舞伎の皆さんのとりこになっていました。
面白かったー。台詞も道具も衣装も素晴らしくて勉強になりました。
んんーと、でもひとつちょっと言うならば
…三津五郎さんの俊徳丸は…ワタシ的にはちょっと違うかな。。

平成に生きる現代人としては
確かに非常にまわりくどい大どんでん返しの話ではありますが
文楽の人形で観るおもしろさとかわいらしさが
とっても活きた解釈と演出で、非常に見応え満載でした。

でもどうですかねえ、命を犠牲にしても、
皆に誤解と怒りを買ってでも、大きい愛のために手の込んだ策略をする…かなぁ
芝居だとつい余計にそれを考えてしまいます。。
最近女性としての生き方、とか考える機会が多かったのですが
芝居の題材の女性たちは、ほんとに極端で笑、
参考云々のまえに結構おったまげることが多いですよね。

家に帰ったら、キンギョを眺める。
そっかー、ペットってこういう感覚なのね。

2007年11月23日金曜日

商売繁盛。

という、久々にブログらしい内容です。

花園神社、行ってきました。

今日は二の酉。

今年は二の酉まで。

すごい人出でした。
ごほごほ。



熊手今までは浅草の鷲神社しか
行ったことがなかったので
どんな感じかなぁと思ったら
やっぱり土地によって
雰囲気って違うものですね。

花園神社は、
どちらかというと客層が面白く笑
夜のにほひのする綺麗なお兄さんが
大挙して大きい熊手を買うシーン。
など、新宿らしい風景を多数目にできました。

我が家も益々の商売繁盛を祈念し
とはいえ、初心者らしく
来年から大きくできるようなサイズにしました笑

やはり、江戸小唄をやっている以上は
こういう季節のイベントは大事にしよう。。

と、言いながらも

帰り道、屋台にあった季節外れな金魚すくい。

一緒に行ったおともだちががっつりはまっちゃって
「やるー!」と


師匠の腕前
すぐ脇には、こんなに大量に
収穫するツワモノ発見。
小学生?中学生?女子!なんです。

我々は彼女を「師匠」と呼び
教えを乞うてからチャレンジ。




しゅん、グッジョブ
すると
期待していなかったはずの
(ごめん)
ともだちにの手元にも
どんどん金魚が!!ああ!
すごい指導力です。
結果9匹?だったかな

ということで
うちにもおすそわけで三匹いただきました。

なごみますねー。金魚のうたでも唄いたくなりました。
冬の金魚。どうかな。

2007年11月22日木曜日

そして近況。

千紫千恵家元の葬儀後くらいから
風邪をひいてしまって

まあ、唄はなぜか唄えたのですが
(ふしぎ。そういうものなのか)

打ち合わせに
初対面の方だらけなのに
マスクでいったりと
やらかしていた日々でした。

「ほとんど顔が見えていないけれど平山佳子さん」

どんな紹介だ。

ほんとすみません。。。

おかげさまで復調中。
お弟子さんに言われた一番印象的なことば。
「体調悪いと、お調子取りにくいですよね」
ほんと、そうなんです。高くなったり低くなったりは
ひとそれぞれのようですが。


岡本綺堂
この期間を利用して
いちばん読んでいた本。
岡本綺堂さんです!

すごいおもしろかった。
稽古事についてとかもあって。
「稽古所」なんすね。「稽古所」
稽古場、よりこっちを使おうと決意。

実はまた引っ越すことになってしまいまして。
しかし
広くなるし気持ちよくなりそう。
自宅でのお稽古も始めようと思います。
稽古所。

2007年11月18日日曜日

お花でうっとり。

というか冬?さむいですね。
半身浴と冷えとりがブームの平山佳子です。

すっかり昔のことになってしまいましたが
私がお勉強している三味線音楽の「東明流」で
古曲と東明流の会に出演しました。んです。でした。
それが10月6日。先代の人間国宝、宮園千寿先生のお追善です。
皆さんでの曲や助演などもさせて頂いたのですが
お勉強会ということでの自分の出し物は
タテを弾くものであまり機会の無いことですから非常に貴重な舞台でした。

それが、生意気にもとっても立派なお花を頂戴してしまったんです!
千寿会にて
じゃーん。
うれしい。
師匠にも、「よかったわね」と言って頂けて。

お弟子さんや、お世話になっている方々にも
にぎやかに応援に来て頂きました。
じーん。
ますますがんばらねば。

三味線音楽の東明流は、明治期にできたもので
古典の邦楽を踏襲をしながらもモダンかつ派手な手の
三味線弾きとしては大変にやりがいのあるもので
お三味線を弾くことの楽しさもさることながら
私の創作意欲なども沸々とわきあがる素敵な音楽です。
お三味線弾くのもやっぱりたのしい!と痛感します。

そして
今日は久々に紀尾井町のお稽古。
帰りに今日もすてきなお花を頂戴してしまいました。
年末、年始の宴会シーズンに向けて
小唄のレパートリーが増えて頂けたらうれしいな。

さっそく家が華やかに。

2007年11月11日日曜日

さみしい。

��このブログも?)
すぐに植物がしょぼくれた。
テレビの隣に飾っていたから
なんか吸い取ってくれた気もした。

今日は浅草の出稽古の日でした。
酉の市だというのをすっかり忘れていた。
ちょっと場所は離れているけれど
なんとなく雨のわりにみんないきいきしていた。

そのまま夜は向島に行きました。
お寺さんへ。

かなり新聞などにも大きく載ったようで
何人かからご連絡も頂いてしまったのですが
私の大好きな、大尊敬な、小唄の大家でらっしゃる
千紫千恵お家元が先日8日に
104歳で私たちの前から去っていかれました。
とてもとっても残念です。
今年に入ってからは舞台をお休みされていましたが
つい最近まで舞台にいきいきといらっしゃった気がするので
なんだか、本当にまだぴんとこないというか。

芸に対する信念は本当にすごいものなのに
楽屋やお宅でのふっとした瞬間に
ほんとうにかわいらしい!笑顔をなさっていて
小粋なことを本当にさらっとおっしゃるのが本当に印象的。

私は、出会った時はもう御歳90をゆうに超えてらしたのですが
年齢を超えたオーラに圧倒されたものです。。
それ以来お会いする時間は宝物のようでした。
100歳を超えたあたりから、舞台に出るたびに
年齢を紹介されることが増えてしまって、
「まるで年寄りみたいじゃないか。」
と笑っていらしたのが、いい思い出です。

明日はお葬式。

私もまたきもちを改める機会になってしまったようです。