2015年12月16日水曜日

付き添い業務。のはずが②

こういうのはだだっと続けてかかないと
気がつけば1ヶ月経過。←じゃ、まいっか
になりがちですよね!

ということで。二箇所目。

先日、むすめの通うバレエスタジオのクリスマスパーティに行きました。
(昨年に続いて二回目)

昨年のテーマはシンデレラで、とても興味を持って、後日、新国立劇場へ同じアシュトン版を観に行ったほどでしたが、
本年もまたフレデリックアシュトン振付による

「ピーターラビット」

え、、ピーターラビット、、
バレエって題材いろいろなんですね。。
(本当に興味が日本国内にだけ向かう人生の私は予備知識がまるでありません)

こちらのクリスマスパーティは、テーマに基づいて、その場で振付がなされ、
各クラス、年代ごとにピアノの生演奏に乗せてイメージを踊る感じです。

保護者の開場時間になると、程なくして校長先生よりピーターラビットの歴史のご説明、
ロイヤルバレエ団によるDVDの簡単な紹介映像を。
先生が説明でお面、と仰ってもなおピンときませんでしたが
こ、これは大変。。ほぼ着ぐるみで踊るんですね。ハード。。

↑主役。。

先生もイギリスのバレエ団時代ねずみ役をされたとのことで、
鼻のあたりに小さな穴しかない、とか
衣装が重すぎる、とか
リアルなお話を伺えました。。

その後、それぞれの場面からインスピレーションされた振付をこどもたち、お姉さんたちが。
ねずみがお洗濯をするところや
アヒルとキツネがからむところなどとても面白い内容でした。ふむふむ。



私と真逆の人生を歩んできた家人は
「これ、ちょっと見たことあったわ、かわいいよねー」
なんてほのぼの話してましたが、
着ぐるみで機敏に踊るプロフェッショナルたちの演目とは。。舞台装置もすごく豪華で、
こ、これは私には久々になかなかの衝撃でした。


で、帰って思い出したのがこちらのシーン。

五耀會でお世話になっております上方の山村友五郎先生が、
先日NHKで特集にご出演になったときの舞台の映像。

いや、間違っていないんですけど、
と、言われましても。という。笑
この状態ででるお名前のクレジット、最高ですね〜。
(すみません話がそれました)


これについてFacebookにメモしたら、
ロイヤルバレエ団による実写のロケの映画が存在するとお教えいただき、さらに興味が深まっています。
いつか、ロイヤルオペラハウスでこの衝撃の舞台を拝見してみたいものです。






2015年12月15日火曜日

付き添い業務。のはずが ①

こんにちは。すっかり12月も半ば。
今年もお終いに近づいていますね。

先日、むすめのために、の二箇所に行きましたがうっかりまた私が楽しみました。

まずはある日国立科学博物館へ。

何年ぶりだろう、、リニューアルして素敵になっていました。
レストランなんかも工夫していて楽しいですね。

まあ、私はもちろん日本館が楽しかったわけですが
(建物自体も美しい!)

日本の時計の歴史のコーナーには

芸者衆のための時計代わりの線香台もありました。

芸者さんのお座敷のギャランティ(花代)は、一本、二本、と数えるのですが
それは線香が燃え尽きる時間がルーツであるという話は
もちろん聞いたことがありましたが
実物を初めて見ました。おもしろいですねー。

それから、
ここのところちょうど雪輪柄の着物をお召しの方を目にする季節になり、
すてきだなあ、私もそういえば欲しいなーなんて思っていましたが、

江戸時代からの顕微鏡の開発、発展により
いろいろなものが見えるようになって、


それとともに意匠として雪輪柄などの肉眼では見えないもののデザインが流行るようになった、
とありまして、なるほどー、と興味深かったです。

ちなみに雪輪柄とはこんな感じです


ふむふむ確かに雪はこういう風には目に見えているわけではないですものね。

と、科学の発展と文化も密接に関係していますよね、つい忘れがちですが。

おっと、もう一箇所のことも書こうと思ったけど
うっかり長くなったので次回に続きます!

またまた










2015年12月7日月曜日

小唄振りで

去る12月5日、日本舞踊の普及発展のためにグループを組まれた
の先生方の定例公演
「日本舞踊への誘い」がありました。

昨年に引き続き、小唄振りを特集くださり、大変に僭越ながら私が小唄を演奏させていただきました。
今回はメンバーの花柳寿楽先生がいらっしゃいませんでしたが
(宝塚のお試験だったようです)
4人の先生方に四季を追いかけていただきました。


花柳基先生
初雪  初出みよとて
藤間蘭黄先生
夜桜  上汐
山村友五郎先生
虫の音  散るは浮き
西川箕乃助先生
月は田毎 年に一度

そのあと私も一曲ご披露

司会の桂吉坊師匠。頭の回転が早く、
芸への多方面からの造詣が深く、
わたしのまとまりのない話もちゃんと盛り上げてくださいます笑

年末の忙しない時期なので、
「待てと云うなら」という(一見)おっとりした曲を唄いました。

この日はMXテレビの取材が入っておりまして、
番組ナビゲーターの元宝塚娘役トップスター
星奈優里さんが、特別にこの後の総踊りにご参加。
5人で七福神をにぎやかに。
一番上のお写真の、私のお隣にいらっしゃる見目麗しいおかたです。

日本舞踊への理解と関心を増やすため
日々活動なさる先生方に
小唄を取り上げてくださることで、
こちらもおまけで興味につながるといいなあと、
私は微力ながら、何かとっかかりになってくださることを願って、
楽しく演奏させてもらいました。

みなさん、本当にありがとうございました!


2015年12月2日水曜日

昭和と平成

むかしはお稽古を簡単にテープに録音できなかったから、大変だったという話。
師匠が今日突然おはなしになった。

昨日直されたところも今日になったらなんか違うことを言われている気がする。
でも証拠も確証もないし、まさかお師匠さんには言えない。



ひところは、会社のお偉いさんが会社を抜け出しては小唄のお稽古に通っていたものです。
(いまもうちに来てくださる方はこういう方も多いけれど)
とある女社長さんは厳しくて有名で社員のみなさんはいつもどこかびくびくしていたらしい。
けどそんなテープのない時分、小唄の稽古に行くと、お師匠さんになかなかそういう歯がゆい気持ちを伝えるわけにもいかずなんとも言えない表情になっていたようです。

社員さんたちは普段とは違ったそんな社長さんの様子を想像するのが可笑しくて、
喜んで社長さんを小唄のお稽古に送りだしてたんですって。



先日、高山で、岐阜全体のロータリーの記念会がとても盛大に催され、私も小唄振りの演奏で参加させてもらいました。
高山の舞踊家さん、谷口裕和師に小唄の春夏秋冬をすてきに踊り分けてもらいました。

合わせるのは当日のみでしたが、
音源を録音してメールでお送りしたり、アイデアもメールや電話で話し合ったり、
忙しくても距離があっても、べんりな世の中になりましたね。


2015年11月1日日曜日

小唄と説法の会とワイン





昨日、渋谷は富ヶ谷にあります、
日本産のワインを楽しむワインバー
さんさんhttp://3sunjp.net/
にて、「小唄と説法の会」
を企画、開催いただきました。

ご一緒したのは、山梨は富士川の昌福寺のご住職、岩間湛教さん。
以前このすてきなお寺にお邪魔して歌わせていただきましたご縁も。

事前にざっくりとネタ合わせをしまして、
秋の小唄を私が唄い、それに関連して湛教さんに楽しいお話をしていただく構成です。湛教さんのお話は小唄のネタのエッセンスを引き継ぎながらもいろいろな方向に連れて行ってくださり、伺っていて私もものすごく楽しかった!

ハロウィンなので、河太郎という小唄を最後にうたったのですが、
(河童の小唄で、かぼちゃ畑をふらふらとします)
まさか最後はあんな話になるとは、、笑
みなさん本当にありがとうございました。

イベントのおしまいは、タケダ2000GTさんのミニライブ。
この日も事前に音響セッティングをしてくれた
(本業はイラストレーターのはずの)
小池アミイゴさんのおすすめミュージシャンです。
ああ。ここではうまくかけないと思うから割愛しますが、本当に面白かった。。もう一度あの曲がききたいよ。。


お客様に、この日らしい写真を撮って頂きましたよ。うれしいな。

2015年9月12日土曜日

夏のダイジェスト

いつもお世話になっているうなぎ喜代川さんにて
稽古場の浴衣会。
ゲストにも小唄振りをさせる会主。



清元の先輩でもある新橋の美葉さんが恒例のリサイタル
東明流の「花の心」の三味線にのらせて頂きました。
楽しいけれど本当にむずかしい。。
華やかな打ち上げの様子です。


飛騨高山のお稽古場の浴衣会。
洲さきさんにて
創業220年の本当に美しいお座敷。
芸妓衆もがんばりました。


清元で北陸新幹線の開業記念演奏会へ。
神田祭と
栄吉師匠、杵屋佐吉師、萩岡松韻師の共作新作
「越中の四季」
に浄瑠璃で参加させて頂きました。
高岡はさすが万葉のふるさと。
会場ホールのカフェのメニューもオールスターズです。

6歳のとき、手ほどきから親のように見守ってくださった
箏曲の師匠が急逝されました。
ご無礼ばかりだったのに、形見分けを頂戴してしまいました。
話したいことはたくさんあるのに、
いつでもお会いできると勝手に思っていました。
先生は今日納骨されました。
どうかまたおじゃまさせてください。



2015年7月16日木曜日

夏の趣き

こんにちは。
今日は台風のさわぎで、不安定なお天気ですが、
これが過ぎると梅雨明けで
夏まっしぐらですかしら。

毎月行っている飛騨の高山のお稽古、
今月はちょうど七夕にからみました。

いつも素晴らしい室礼なのですが、
この日は七夕のお軸に、虫かごが。
なんて素敵なのでしょう!
さり気なく置かれた団扇と、竹の団扇置きもとても風情があります。
笹には、願い事として、上達しますようにと筆が下がっていました。
あやかりたい。

さて、お江戸の稽古場も、来月恒例の浴衣会を催します。
みんなで一人二題ずつ
(小唄は殆どが二題でひと番組です)
演奏し、その後、喜代川さんの美味しいうなぎに舌鼓をうちます。
ああ。楽しみ。

プログラムはいつも、おしゃれなお弟子ちゃんが作ってくれるのですが


今回は両国の川開き。
これまたとてもすてきじゃないですか!
いつもありがとうございます。

見にいらっしゃることも、
鰻にご参加されることも可能です。
よかったら遊びにいらしてください。

8月8日(土)
日本橋小網町 喜代川さんにて
17時半開演
19時より宴会予定です

2015年6月15日月曜日

目に青葉


4月の終わりに、これまでとてもお世話になった、
大切なかたがお亡くなりになりました。
私に若輩ながらみなさんに稽古をさせていただくきっかけを頂戴し、
また不思議なご縁がいろいろつながっていたお客さまでした。

昨日は偲ぶ会が盛大に催され、
うちのお弟子さんでもある弟さんが
お兄様がが大好きだった髪結新三の
「目に青葉」を小唄振りで。
私も糸をつとめさせてもらいました。

立方は上七軒の梅嘉お姐さん。
お姐さんは私なんかよりずっと
たくさんの思い出がおありで、
いろいろな思いがこみあげてらっしゃる様子でしたが、
とてもすっきりとしたすてきな振りでした。

きっとお喜びだったんじゃないかな。

すきな小唄、わたしもたくさんありますが、
私もこちらのように山田抄太郎先生の小唄が
とてもすきなものがたくさんあります。
もちろんお三味線の凝った作品が多く、
洒脱に演奏するのがとてもむずかしいですが
またこうして愛されていくように
演奏できる機会があるとうれしいなあと思いました。


と、しかし、

故人は長唄を長く愛好され、
師である宮田哲男先生もなんと追悼のご演奏をなさり、

この小唄振りのときには私の目の前に、、
抄太郎先生とともに時を過ごされた
長唄の人間国宝の先生がご覧になるという、、

なかなかメンタルがきびしい本番でございました。。苦笑

いつでもしっかり頑張ってねと
機会をお与えくださったと思い、
楽しんでいただけるような小唄を
これからも精進していきたいです。。


2015年5月29日金曜日

460



昨日、日本橋三越本店で開催中の千總展にお邪魔しました。
京友禅の老舗、千總さんは今年創業460年。
460年ですよ460年!
さすが東京にはないスケールです。

1階中央ホールと7階の催事場で同時開催です。
中央ホールの天女像も、まるで千總さんの友禅にあわせたかのような配置ではありませんか。


素晴らしい衣裳の数々に
どこまで撮影してよいやらわからず
とりあえずチラシの画像をお楽しみください苦笑

京都から私もお世話になった皆さんもお越しで
お話しを聞きながら拝見しました。

実演や歴史の他にもすばらしい衣裳が。
友禅や刺繍の職人の至芸、意匠のモダンさに
ため息しか出ません!

そして私が0をひとつ間違えました
2000万円!の
本藍染めの訪問着が
しごとの細かさと美しさ、
はっきり生き生きと浮かび上がる柄に
驚きをかくせず

わたしはどこに着ていけばいいのか
想像がつきませんでしたが、
こちらもぜひみなさんも肉眼で見ていただきたいわあ。

パーティで演奏させていただいた、
千總さんのサロンスタイル、
總屋さんも今回、こちらに限定出店。
(ふだんは銀座の三越に)
モダンな小紋やあの雨コートも!


そして新しく製作されたカタログも本当にすてき!

このすばらしいお庭は
会長西村惣左衛門さまのご自宅とのことです。。

7階は日曜日まで
1階は月曜日までです。

ぜひに!





2015年5月27日水曜日

季節2 (着物篇)

経済産業省の皆さんが、
浴衣で?ご出勤、というニュース。

私は週の大半を着物ですごし、
着物がだいすきで、
街で着ているかたにであうといいな、
と思うわけですが、

浴衣はデニムにTシャツ、以下の格で、
仕事に着て行っていいものなのかどうなのか、、
ということはこの際置いておいても、
これどうなんでしょうね。
これが和装の文化への理解、
とっかかりにつながるのかなあ。

お役所のみなさんが
「朝面倒だなあ」
「仕事しずらいなあ」
「あ、また着崩れちゃった」
などと、かえって嫌悪感を抱かないか、
と勝手に心配しています。。

例えば花火大会で浴衣に下駄でからころとして
やっぱりいいね、なんて言って
じゃあ、他の着物はどんな感じなのかな、
とか
どういう風に着るとかっこいいのかな、
とかに流れていくならわかるのですがね。
寄席に行くから着て行ってみようかな、
歌舞伎座には着物が似合うな、
なんていうのもすてきですね。

着物には面倒臭いルールもたくさんあります。
そこも楽しめると本当に愉しいんですが、
気候も生活も変わっているし、
そもそもルールも正式に定められた?のは
おそらく最近のことと思いますから
もっと洋服みたいに自由に着れたらいいのにな、と思ってもいます。

ということで

今日は無双の着物に初めて袖を通せました!

夏の薄物を二枚合わせた特殊なもので、
中の柄が透けて見えてとてもおしゃれ。
この時期にしか着られないとてもレアものなのです。
ちょうどそんな時期に毎年小唄連盟は総会とパーティがあります笑


おしゃれの仲間入りができたみたいでうれしいです。


あ、あと、小声で。
伊勢丹の今年のゆかたカタログに載せていただきました。。
(デジタルカタログのスクリーンショットを控えめに)
ゆかたも楽しく着たいですね。






季節



今日は31℃になるそうな東京です。
すっかり暑くなりましたね。

春先辺りまで、とても忙しくさせていただき、
うっかり体調を崩してしまいました。

初めて舞台に穴を開けてしまい、
また先輩に代演を頼むという、、
本当に申し訳なくて、しんどかったです。
残念でした。

おしごとの声をかけてくださるのは本当にうれしくて!
身体があいているとついお引き受けしてしまうのですが、
使える時間や他のスケジュール
そして体調も
よく精査しないといけませんね
(この歳になってやっとこんなことを。。)

少しのんびりさせていただいて、
徐々に復帰しております。
復帰した後は
三越劇場の小唄会にて清元の演奏、
高山のお稽古へ久しぶり、
大分へ舞踊会の地方、
などさせてもらいました。
ありがとうございました。

今年はなんだかお花に助けられることが多く


いろいろ眺めては、だいじな時間や
大切なものについて考えています。

今日は小唄連盟の総会とパーティに行って参ります。

だいじなもの、といえば
会場のホテルオークラ。
どうしてもこわさないといけないのでしょうか。
あのロビーの美しさ。日本が誇れるものだと思うのですけれどね。。

2015年3月22日日曜日

関西方面



今日から京都に入りました。
25日が初日で本年も上七軒の北野をどりのお手伝いを
させていただきます。

第一部は「四条かぶき」(お芝居)

第二部は小曲の吹寄せ的な舞踊集です。

7日が千秋楽で一日二回公演です。
(13時半〜/16時〜)

明日は総ざらい、そして明後日は前夜祭の公演です。

本年は私は4日までの出演です。

そして、その後6日は
再び大阪に。


五耀會の先生方のご縁でお知り合いになりました、
桂吉坊さんの会にて小唄をご披露申し上げます。

大阪で小唄、たぶんはじめてだなあ。

よろしくお願いします〜


とにかく明日からまたがんばります〜〜



2015年1月11日日曜日

今年もよろしくおつきあいを

あけましておめでとうございます!

ってもう鏡開きでした。。

昨年はおかげさまでたくさんの経験をさせてもらい、
身も心も充実(からだはぶくぶくと)させていただきました。。

今年は年明けから面白い体験をさせてもらいました。

1月2日に武道館に行ってきました。

高山のお弟子さんイチロウさんが、国民の叔母ことお姉さまの清水ミチコさんの公演でなぜか小唄を披露するという笑

冷やかし、…もとい、
応援に行ってまいりましたー!
いやはや楽しかった。。

武道館で小唄なんて私は一生ないと思いますが笑、
どきどきしながらもとてもすてきな年明けとなりました。

イチロウさんは素敵な紋付袴すがただったのですかお写真を忘れたので
夏のおさらいの時の勇姿を。

清水ミチコさんは本当にすばらしくておなかがよじれました。
大好きなネタの、ドリカム作曲法を生で拝見できて震えました。。

ということで今年も張り切ってまいりますー!