2010年9月27日月曜日

にっくきアイツ。

なんだか書きたいことがたくさんあるのですが
やはりここでは自分の身の回りのことを中心に。

ここにも最近ちょこちょこ書いているのですが
喉の痛みに定期的に悩まされていて
それと同時にここ半年ばかり
もとからよくできてはいた口内炎が
さらに頻回に、重傷な感じで私を苦しめていました。

歯医者さんにいってレーザーで焼いてもらったり
膠原病の疑いをもたれて検査に行ったり

そして、その結果頂いた
うがい薬
ビタミン剤
塗り薬
貼り薬
どれもぴんと来ず。。。
もとからあんまり薬使いたくないのに。
それでも使ったのに。。。ってやるせない気持ち。

でもやっと口内炎が減って来たかな?
と思い始めた昨今
今度は喉の痛みがまた頻回に。。
先週の週末は久々に39℃の熱をたたき出し
「うぬぬ。風邪か。なぜいつも喉に…」
と恨めしく思っていました。

今日になってもまだ何を食べても喉がちくちくして
少し収まって来たけどいちおう耳鼻科に行くか
と(一週間経ってから…)診てもらいました。

(いや、言い訳すると
声には支障なかったんですよ。
つらくもないし。)

私の喉を診たとたんに耳鼻科の先生ったら

「あー、アフタ口内炎。。」
「熱ね、これでよく一日でさがったねー」
「もう、やっぱり体質なんだよねー」

みなさんご存知でしたか?
喉にも口内炎ってできるんですって(涙目)
扁桃腺が一緒に腫れたり
耳まで痛くなったり
熱も高く出たりするのもそれなんですって。。

そして
「薬、効かないでしょ」
とあっさり。そうなんですよ〜。うまく貼れないし(ここもポイント)

とおっしゃったらこれまたあっさり
初めてみる薬を見せてくれました

「サルコート〜!」(ドラえもんの声で)

このカプセルは外用のもので
右のパブライザーという噴霧器に入れてぱふっと一撃。
ご丁寧に掃除用ブラシも添付されていました。

これって意外と流通していない気がするのですが。。なぜでしょう。
これで塗り薬貼り薬の難しいところにも一撃。
なんかきっと、一撃、も要練習な気がするけれど
明るい光が見えた気がします。使う回数も少なくなるかなあ。

って、いや、おおげさじゃないんですよ〜
たぶん口内炎で悩んでるかたって少なくないんじゃないかな。
さいきんツイッターのTL上でもよく目にするし。

もし、どちらかに通院するなら、これ、聞いてみてはいかがでしょうか?

長年の悩みが解決するといいんだけど。

2010年9月23日木曜日

たいせつなもの。

今日は、栄吉師から撥を頂いてしまいました。

とっても無造作に見えるところにざくざく入っていて
(清元の撥は、邦楽の中でもなかなか大きめです)
宝さがしのようでした。



















選んだふたつのうちこの右側のは
「ほおぉ、これはいいんだよね」
と言われ(楽器屋さんの常套句w)
ちょっと鼻が高くなっていたら
亡くなった栄三郎先生から譲り受けた、とのこと。

使えますか!使えますか?わたくしめが。。

まあ、使いますけれど。おほほ。

私が学生になったころは
芸大は志佐雄太夫先生になっていたので
面識が全くないのですが
そういえば、その分よく
先輩の太田さん(過去にも登場、おその姐さん)が
「私、栄三郎先生に習ったのが自慢なんだー」
って言っていたなあ。じゃ、今度自慢しようかな。

そういえば

この間、実家に帰ったときこれを見つけて。

この本、だいすきなんです。
安野光雅著 「あいうえおの本」

とってもしゃれている内容。
ちいさいころからたくさんながめました。
むすめにも見てもらえるのがうれしいなあ。
見つけられてよかったなあ。

今週はたくさん絵本も頂いたので
これはまた次の記事にしたいのですが

だいじにしてるものって
ちゃんと受け継いでいけたらいいなって
そこにもちゃんと意味があるよなって。

私は着物も三味線も(三味線棚も笑)撥も
頂き物ばっかりですが
「もらえてラッキー」
だけじゃなくて
くだすったかたの思いとか
道具にかけてきた愛情とか
そういうものも頂けてラッキーって思います。

あれ?やっぱりラッキー、なのか。ふふふ。

とにかく、もっともっと大事にして
そしてちゃんと使って行きたいと思います。

2010年9月18日土曜日

突貫工事終了前夜とその後。

なんだか急にとんでもない行動をする時ってありませんか?

ないですか?そうですか。

眉毛を急に切りたくなってしまって。
いや、最初はぼさぼさのものを
ちゃんとととのえるだけのつもりだったんですよ。
でも
はさみを持っているうちに

「江戸時代の既婚女性は眉毛を落としていた」
(これは武家のかたに限るのかな?)

とか、考えなくてもいいことが頭をよぎって

さらには郵便局かなんかで見た
いわゆる「青文字系雑誌の読モ」のみなさん










こんな感じ?
の眉はどうなってるのかしら
とか、余計なお世話なことを考えまして。

ま、要するにばっさりいってしまいまして
私、現状すっぴんがかなり人相悪いです。

そんな前夜。

翌日は前回かきました謎の「突貫工事」を
終了させるイベントがありまして。

じゃーん。お試験を受けて参りました。

いつぶりだ。実技試験。

今は亡き小唄の千紫の家元に
私が師範を頂戴する際に「三味線聴きたい」
とおっしゃって頂いて師匠に唄ってもらった。
…以来?
っていうか、これは試験という体でもなかったな。

この度、清元の社中名を頂戴することに無事なりました。
ありがたやー。

小唄の発祥が「清元お葉」さんである
という以外にも、つながりは多く
私が文化庁のインターンシップ研修員をさせて頂いた折
正式に清元のお勉強をさせて頂いておりまして。
舞台でも一節二節唄わせて頂く機会も多く
というか、なにより楽しいので、大好きなんです。

で、なぜ突貫工事かというと

一ヶ月くらいまえにふと清元の師匠に
「いま、結構時間あるんですよねー」
と言った一言からごろごろと急に物事が運びまして
急遽2週間ぐらいでお試験の準備を。。
でも、それもまたいい機会だったなと今は思えます。

晴れて来月頭に頂戴して参ります。

お家元(私自身は高輪派です)にも
「清元の魅力ってどこだと思いますか?」
ということを訊かれましたが
わたしは
太夫と三味線弾きの綱引きみたいなもの
これが他の邦楽ジャンルよりさらに色濃くて
例えば舞踊や芝居のときなら
舞踊家さん役者衆も込みで
みんなで遊び合える感じ。
それがいちばんにぽんと浮かびます。

もちろん他にもたくさんあるんですけど。

このことが
私のステップアップになるといいね
と真剣に考えてくださった師匠はじめ
応援してくださった皆々様に感謝です。

うーん、それにしても
試験って、緊張しますね〜
学生のころもこんな感じだったっけかなあ。
もう覚えていないなぁ。。。

2010年9月14日火曜日

ナチュラルとは。




再び美女降臨。

如月まみさん。

東京ってね

まだまだ30度超えてるんですよ。

でもね、季節は本当は秋の装い。

ええ。私は夏を引きずって行きましたよ。

そんな中お洒落番長まみさんは
もちのろんで単衣ですよ。
でも暑苦しくないコーディネート。
この博多献上帯の上品な色合いったら!!

ただいま私は大変急な展開で
明後日に控える大事な日に備え突貫工事中です。
そんなぼーっとした頭に
さわやかな風が吹いて行きましたよ。
おんなじ小唄を楽しむ同士として
着物博士の頼れる先輩として
日本の美しいものを求めるあくなき魂の持ち主
実に有意義な会食でした。

それにしても

洋装でもきものでも

お洒落な女子に会うとほんと気持ちがしゃんとする。
「がんばってる」んじゃなくて
美意識がちゃんとしてるのね。
それって、やっぱり全てにつながるんじゃないかなあ。

だから、私も気をつけたい。
取り繕うんじゃなくて
にじみでるような佇まい。
あこがれるなあ。

そうそう、ちょうどこの間こんな本も買いました。


こちらは、どちらかというと
文章がきりっとしていて小気味よい。
なかなか楽しめました。

さ、突貫工事。

2010年9月9日木曜日

スタジオパークにこんにちは。

昨日、むすめの歯科検診が保健所であり、
稽古もなかったので保育室はお休みにして、
お向かいのスタジオパークにお友達と合流して行きました。

録音以外でNHKに行ったのは初めてかしら。

団体さんの登場にややひき気味


みなさん
受信料は払ってますかー?
(余計なお世話)

いやー、スタジオパーク、
とっても楽しかったです。





入口にそびえるのタローオカモト

あんまり楽しかったので
肝心の中の写真がないのですが

スタジオの見学はもちろん
大河ドラマの衣装展示
メガネなしの3Dシアター
効果音をつけるゲーム
ニュースキャスター体験
アフレコ体験
などなど


むすめそっちのけでかなり楽しみました。

アフレコは、朝の連続テレビ小説の名作
「おしん」をセレクト。
「とーちゃーん」「おしーん!」と熱演する母親ふたり。
(を、クールにながめるわがむすめ…)

アフレコとかニュースとかを
有料でもいいからDVDとかにしてくれたら
もっといいのになあ。
おともだちがむすこ氏を抱っこして読む
朝のニュース動画は、なんど見ても笑えます。

やっと進んでこどもたち待望の
「おかあさんといっしょ」コーナーに辿り着くと…

われわれ世代垂涎の「にこにこぷん!」さまが!!
じゃじゃ丸だよーピッコロだよーポロリだよー。
(これまた親がコウフン)

レストランやショップも充実していて、
居心地がよかったです!また行きたい!

次にNHKに行く機会は来月に
かなーり気が重いものでスタジオなので
ちょっとさわやかな印象になってよかったかも笑

お近くのかたは気分転換にいかがでしょうか?

食事を待ちきれない子たち
(コロッケはどーもくんプリント)

2010年9月7日火曜日

小唄はやっぱりむずかしい。



「書き送る わが手ながらも羨まし
恋しき人の 見ると思えば恥ずかしい
嘘も誠の命毛に 誓いしことの判じもの
待つも幾夜の後朝に 人目の関の明烏」


って、

小唄の詞章を横書きしてもいまいち雰囲気でないものですね。。

それにしてもやっぱり小唄ってむずかしい。

急にこの唄うたいたくなって今日稽古しました。
命毛っていうのは
本来筆の穂先の長い毛のこというみたいだけど
ここでは筆をさしてるのかな。

この世界にあこがれて
自分から思い切って小唄にどっぷりしたのに
「なんでこんな難しいの選んじゃったんだろう」
って、凹むことしきりです。特に最近。

千紫の家元の曲にあるように
「わかっただけでも大進歩」
と思うようにします笑

気分をかえて!

頼んだ絵本が到着しました。
それにしても最近のamazonは早いですね。


















シルヴァスタインの「大きな木」
私も小さいころ読んだなあ。
なんと春樹さんの訳で発売です!

凹んだ気分でこれ読んだらまたちょっとしみじみしました。

余計なものはいらなくて
研ぎすまされたことばと表現で充分伝わるんだ。

やっぱりむずかしいなあ。

2010年9月2日木曜日

マイクのぼったりおりたり。

今日は稽古終わりにぽっかりできた時間で
寄席に行って参りました。

…ってかくと

さも常連さん風ですが

わわわわたしったら
落語会以外で落語聞くの初めてっていうか
えっと、その、寄席にちゃんとお客さんで行くのが
要するに初めてでしたー。あは。
すみません。こんなひとが小唄うたってます。。




















本日参りましたのは鈴本演芸場(昼の部)

…ってかくと番組眺めてちゃんと選んだかのようですが

全くわからないので
「今やってる昼の定席でどこがいいでしょう?」
といつもお世話になっている寄席囃子のおその姐さん
(おそのさんに関しましてはこちらのかわいい記事をご参照ください)
に、お忙しい中前日に催促気味に伺い、おすすめして頂いたのです。

本当は芝居も見たかったのですが
今、歌舞伎座ないから幕見もないし、、
いかんせん時間が合いませんで諦めまして。

トリを最後まで聞けないという大胆な鑑賞っぷりでしたが
すっかり楽しめました。
あれだけテンポよくいろんな方が登場すると
さすがにいいとか悪いとか好みとかわかりますね。

演技力とか声の出し方とかもさることながら
なんていうか、
間、かしら。余裕、みたいな。

ダンスがうまいかたとか
アカペラで唄をがっつりきかせられるかたとか
なんでも共通するけれど。
力が入りすぎていなくて
ちょっとした隙間や空間があって
こっちにもちゃんと感じる時間をくれる。

あぁ、
わたしは特に小唄やるんだから、より遊びがないとなあ。
ただ一生懸命な小唄なんてわざわざ聞きたくないよなあ。

結局そういうことをしみじみ感じた。うーん。

…でも、それより
誰が出てきても必要以上にうけてるとなりの方の声が
実は気になってしょうがなかったんだ。。笑