2009年2月4日水曜日

産む日2


長くなります。。さらに興味のある方は、お楽しみください。
30分あまりの整体をうけると
「もうすぐちゃんとした陣痛が来ますが、合間で寝れたらとにかく寝てください」

…よく考えたらすごい自信だ。
「はい。」と生返事して横になる。

次に目が覚めると
激痛が体を襲う。
時計をみたら深夜2時過ぎ。
地獄のスタートです。

ちょっとでもうとうとすると
次の激痛が津波のようにやってくる。
気を失うようにやっと目をつぶっても
次の激痛で目が覚める。
時計をつど見るけど、5分、10分しか経っていない。

「うう、まだ○時か…」

いったい何時間これが続くんだろう。
初産婦は何時間もお産にかかるとよく聞くし…

ギブアップしていったんしごとをしに帰っていた夫に電話。
私「すみません。そろそろ来てください。」
夫「イヤホンどこかな?(ズルをして持ち込もうとしていたもの)」
私「もう、なにもいらないです(ぜぇぜぇ)」

せっかくの朝食も全く口に入らない。食べたらきっとリバース…。
事前に家族食も頼んでいたので、美味しそうに食べる夫。いいなぁ。

9時ごろになると院長宗さんはじめ、皆さん出勤。
「よかったわね。ちゃんと陣痛きて。」
というありがたい前向きな言葉も全く耳に入らず朦朧とする私。
しかし、やはりお産は進んでいない。
赤ちゃんは下がっているのに私の体が準備できていないらしい。
ということで、朝もまた整体を受ける。
これで、だいぶ進んだはずなのに
朦朧とする中「もう、無理」という言葉が私の頭をよぎり
そうすると陣痛が遠のいてしまうらしい。

赤ちゃんの心音をつど聞かされて(というか、安全のために)
「ほら、赤ちゃんもがんばってますよ。何か食べれる物はありませんか?」
と、言われても全く思いつかない。
事前の講習では、このときばかりは何を食べてもいい!好きな物を!
ということだったので
「バーガーキングのワッパー」とか
「カロリー満載そうなプリン!」とか想像して楽しみにしていた私。
いざとなると、もう、それどころじゃないらしい。。

なんとか「チョコレートのアイスクリーム」という単語をひねり出す。
夫に買いに行ってもらうも、すぐにダメだしをする院長宗さん。

宗さん「あのね、チョコはいいけどアイスはだめです。体冷えちゃうでしょ」

がーん。もう、なにも浮かばないよ…

私「じゃあ、もういいです(涙目)」
宗さん「他にも何かあるでしょ。ほら、ウイダーインゼリーとか、
バナナとか(←誘導尋問)」
私「………。じゃあウイダーインゼリーと、バナナ。。」

でも、さすがプロフェッショナル。
この二つが非常にあとで私を助けてくれて、大活躍しました。

0 件のコメント:

コメントを投稿