2016年9月19日月曜日

紙袱紗のこと


演奏会で受付のお手伝いをさせてもらうことも年に数回あるのですが、

近ごろご祝儀をお預かりする時に、
和紙でできた袱紗ごと受け取ることが増えました。
頂いたものを取りまとめている時に初めて見たときはびっくりして、
「御返し忘れてる!」
と思ってしまいましたが
例えばどなたかに託けるなどに、
そのまま渡せてしまうのでとても便利。

なんと最近では演奏会の撒き物(返礼用のお土産的なもの)に
使われるかたもいらっしゃいます。
邦楽界のちょっとしたブームなのでしょうか。

まあ、もちろんきちっとした場面では美しい袱紗に包んで
またきちんと畳んでお返しする、
というこの一連の所作も美しいですよね。

しかし、あると何かと便利なので私もストックしております。


しかし残念ながらお江戸の紙モノ屋さんは
私の調査ではまだほとんど取り扱ってません。
というか、知られてないことが多い。

こちらはちなみに京都の南座の裏の
「やま京」さんで求めました。
福井朝日堂さんという、やはり京都のメイドインジャパンなメーカーで
作っているようなのですが、
色も弔事にも使えそうな濃い紫や、
華やかなピンクなど
各種そろってなかなか楽しいです。

お江戸も榛原(はいばら)さんあたりでも作ってくれたらうれしいんだけどなー。
なにかポリシーに反するのかなあ。


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