2016年9月19日月曜日

紙袱紗のこと


演奏会で受付のお手伝いをさせてもらうことも年に数回あるのですが、

近ごろご祝儀をお預かりする時に、
和紙でできた袱紗ごと受け取ることが増えました。
頂いたものを取りまとめている時に初めて見たときはびっくりして、
「御返し忘れてる!」
と思ってしまいましたが
例えばどなたかに託けるなどに、
そのまま渡せてしまうのでとても便利。

なんと最近では演奏会の撒き物(返礼用のお土産的なもの)に
使われるかたもいらっしゃいます。
邦楽界のちょっとしたブームなのでしょうか。

まあ、もちろんきちっとした場面では美しい袱紗に包んで
またきちんと畳んでお返しする、
というこの一連の所作も美しいですよね。

しかし、あると何かと便利なので私もストックしております。


しかし残念ながらお江戸の紙モノ屋さんは
私の調査ではまだほとんど取り扱ってません。
というか、知られてないことが多い。

こちらはちなみに京都の南座の裏の
「やま京」さんで求めました。
福井朝日堂さんという、やはり京都のメイドインジャパンなメーカーで
作っているようなのですが、
色も弔事にも使えそうな濃い紫や、
華やかなピンクなど
各種そろってなかなか楽しいです。

お江戸も榛原(はいばら)さんあたりでも作ってくれたらうれしいんだけどなー。
なにかポリシーに反するのかなあ。


2016年9月6日火曜日

夏の終わり


こちらは今年で3回目になりました、
高山のお稽古場の浴衣会でした。
洲さきさんにて。

芸妓衆だけで幕開きにひとつ出し物をしました。
今年は、3年前に初めて三味線にさわった芸妓さんが
私の唄で糸をつとめてくれるまでになったり、
その他にも、初めての方も、回を重ねた方も、
それぞれに、実りある演奏をしてくださいました。

私も、みなさんの目標や豊かな時間を目指して
よりよくお手伝いが出来るようにもっと工夫したいと思いました。

応援してくださる高山市のみなさんに感謝です。

挨拶を、と言っていただいて、宴席後にしましたら
無駄に感極まってしまい、それをみなさんに撮られておりました。。



プライベートで京都に参りました。
着物をもたず、三味線ももたず、
は、学生以来だったかもしれません。

家の用でもあったのですが、つかの間の夏休み気分を満喫できました。
岡崎の、動物園おもしろかった!
夕飯をつまんだお店に左右開きの雪見障子がありました。
このタイプはわたしは初めて見ました。
雪見なら横に開くのはなんとなくイメージとちがう気がしまして
ちょこっと調べましたら
猫間障子とも呼ばれていました。

うーん、しかしこれもまた
猫の出入りならガラスは入れてはいけないような、、

小2のむすめにはこういうちょっとした細工がたまらないようで
何度もそこから見えるドリンクカウンターの様子をチラ見しておりました。