2015年5月29日金曜日

460



昨日、日本橋三越本店で開催中の千總展にお邪魔しました。
京友禅の老舗、千總さんは今年創業460年。
460年ですよ460年!
さすが東京にはないスケールです。

1階中央ホールと7階の催事場で同時開催です。
中央ホールの天女像も、まるで千總さんの友禅にあわせたかのような配置ではありませんか。


素晴らしい衣裳の数々に
どこまで撮影してよいやらわからず
とりあえずチラシの画像をお楽しみください苦笑

京都から私もお世話になった皆さんもお越しで
お話しを聞きながら拝見しました。

実演や歴史の他にもすばらしい衣裳が。
友禅や刺繍の職人の至芸、意匠のモダンさに
ため息しか出ません!

そして私が0をひとつ間違えました
2000万円!の
本藍染めの訪問着が
しごとの細かさと美しさ、
はっきり生き生きと浮かび上がる柄に
驚きをかくせず

わたしはどこに着ていけばいいのか
想像がつきませんでしたが、
こちらもぜひみなさんも肉眼で見ていただきたいわあ。

パーティで演奏させていただいた、
千總さんのサロンスタイル、
總屋さんも今回、こちらに限定出店。
(ふだんは銀座の三越に)
モダンな小紋やあの雨コートも!


そして新しく製作されたカタログも本当にすてき!

このすばらしいお庭は
会長西村惣左衛門さまのご自宅とのことです。。

7階は日曜日まで
1階は月曜日までです。

ぜひに!





2015年5月27日水曜日

季節2 (着物篇)

経済産業省の皆さんが、
浴衣で?ご出勤、というニュース。

私は週の大半を着物ですごし、
着物がだいすきで、
街で着ているかたにであうといいな、
と思うわけですが、

浴衣はデニムにTシャツ、以下の格で、
仕事に着て行っていいものなのかどうなのか、、
ということはこの際置いておいても、
これどうなんでしょうね。
これが和装の文化への理解、
とっかかりにつながるのかなあ。

お役所のみなさんが
「朝面倒だなあ」
「仕事しずらいなあ」
「あ、また着崩れちゃった」
などと、かえって嫌悪感を抱かないか、
と勝手に心配しています。。

例えば花火大会で浴衣に下駄でからころとして
やっぱりいいね、なんて言って
じゃあ、他の着物はどんな感じなのかな、
とか
どういう風に着るとかっこいいのかな、
とかに流れていくならわかるのですがね。
寄席に行くから着て行ってみようかな、
歌舞伎座には着物が似合うな、
なんていうのもすてきですね。

着物には面倒臭いルールもたくさんあります。
そこも楽しめると本当に愉しいんですが、
気候も生活も変わっているし、
そもそもルールも正式に定められた?のは
おそらく最近のことと思いますから
もっと洋服みたいに自由に着れたらいいのにな、と思ってもいます。

ということで

今日は無双の着物に初めて袖を通せました!

夏の薄物を二枚合わせた特殊なもので、
中の柄が透けて見えてとてもおしゃれ。
この時期にしか着られないとてもレアものなのです。
ちょうどそんな時期に毎年小唄連盟は総会とパーティがあります笑


おしゃれの仲間入りができたみたいでうれしいです。


あ、あと、小声で。
伊勢丹の今年のゆかたカタログに載せていただきました。。
(デジタルカタログのスクリーンショットを控えめに)
ゆかたも楽しく着たいですね。






季節



今日は31℃になるそうな東京です。
すっかり暑くなりましたね。

春先辺りまで、とても忙しくさせていただき、
うっかり体調を崩してしまいました。

初めて舞台に穴を開けてしまい、
また先輩に代演を頼むという、、
本当に申し訳なくて、しんどかったです。
残念でした。

おしごとの声をかけてくださるのは本当にうれしくて!
身体があいているとついお引き受けしてしまうのですが、
使える時間や他のスケジュール
そして体調も
よく精査しないといけませんね
(この歳になってやっとこんなことを。。)

少しのんびりさせていただいて、
徐々に復帰しております。
復帰した後は
三越劇場の小唄会にて清元の演奏、
高山のお稽古へ久しぶり、
大分へ舞踊会の地方、
などさせてもらいました。
ありがとうございました。

今年はなんだかお花に助けられることが多く


いろいろ眺めては、だいじな時間や
大切なものについて考えています。

今日は小唄連盟の総会とパーティに行って参ります。

だいじなもの、といえば
会場のホテルオークラ。
どうしてもこわさないといけないのでしょうか。
あのロビーの美しさ。日本が誇れるものだと思うのですけれどね。。