2013年4月9日火曜日

第61回 北野をどり

もうお邪魔して何年目になるのでしょうか。
今年も京都の花街、上七軒の「北野をどり」にて
地方(ぢかた)をさせて頂きに参りました。

京都の花街でももっとも歴史のある街。
小さいながらもとても素敵な歌舞練場で
14日間に渡って開催されます。



北野をどりは二部構成です。
一部が芸妓さんによるお芝居。二部は芸舞妓さんがたによる舞踊です。

本年は天狗と人間の女の子の恋物語。
こちらは東京から皆さんにお願いしまして
私は唄をうたわせていただきました。

松原奏風(清元梅吉)家元の作曲、楽しい作品です。

二部はなんと、三味線を弾かせて頂くことに。。
今年はさと幸さんのほかにいつも立方(踊り)のほうだった
勝也さんも三味線を弾かれましたよ。
清元を中心とした構成で京の春夏秋冬を追いました。

千秋楽には、、
丁度お芝居で町娘たちが私の前で踊るシーンがあるのですが
振り返るときに私を笑わすためだけに
尚そめさんは花道から歯に海苔をしこんでいたようで、
振り返ってこちらを向いたタイミングで口を開けてニカって。。
そのために
地方のさと幸さんに
「お師匠さん、千秋楽やから町娘の踊りをよく見て欲しいそうです」
なんて神妙な顔で言わせる徹底した仕込みっぷりにすっかり感心しましたよ笑

戦犯
3月22日にお邪魔して、4月7日の夜に東京に戻りました。
長らく留守にしていろいろな方にご面倒をお掛けしましたが、
おかげさまで素晴らしいをどりのお手伝いができました。
上七軒のすてきな街並がこれからも守られますように。

皆さん、本当にありがとうございました!

1 件のコメント:

  1. 上七軒バカ旦那2013年4月9日 12:38

    そうですか、さと幸さんもグルでしたか^_^;
    私は6、7日と拝見したのですが、梅嘉さんのドジョウ髭に始まり、尚鈴さんとアンマさん(6日は登場しませんでしたよね^_^;)との花道での掛け合いと、違いを楽しませていただきました。
    ただ、6日はセンターのブロックで前から二列目の通路側だったので、福鶴さんに見とれていたら勝音さんが投げた手拭いが胸元に飛び込んできてくれたのですが、楽日は、りの一番で手拭いが宙を飛ぶのを指をくわえて眺めていなければならなかったのが残念です。
    でも、6日の晩、大文字でじゃん拳に勝って手拭いを、二本、戴いたので贅沢は言えませんが^_^;

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