2011年9月22日木曜日

あちこち。

もう話が前後しすぎてなにがなにやらですが
去る9月10日の土曜日に東京証券会館ホールでの勉強会に参加しました。
私がやっている東明流というお三味線のジャンルと
古曲に分類される宮薗節というジャンルの勉強会です。

私は3曲出演しましたが、こちらは私がタテ(コンサートマスター的な)
をさせて頂いた「桜川」という曲の演奏時のお写真(をまた頂きました)

ワキを弾いてくださったのは清元延美葉さんこと東明吟美さん
唄のタテ(私の隣)は端唄の神田福丸さんこと東明雀舟さん
ワキに小唄の春日とよ津満さんこと東明伶舟さん
なんていうかぜいたくなメンバーで弾かせて頂きましたよ。
しかも16分の大曲です(東明流はわりと短いのです)

先の人間国宝、宮薗千寿先生(東明流では東明吟水)
から続く会のメンバーでの勉強会でした。

東明流は、なんていうか三味線のアクロバット的な。
この私が弾いた「桜川」と言う曲は
通算で調子替えが7回あるんです。

本調子→二上り→本調子→三下り→六下り→
三下り→本調子→二上り

で、やっと終わるという。
昭和に邦楽のいろんなエッセンスを盛り込んでできた
趣味性のつよい音楽です。これがまたおもしろい。

私の小唄の師匠がやっていらした関係で
なんとなくで始めてしまったのですが
おかげでお三味線が好きになりました。

たまに舞踊会などでも東明流は出ますので
機会があったら聴いて頂きたいです。
ちなみに流祖の平岡吟舟は、小唄もたくさん作っていますが
ベースボールを日本に輸入した方でもあるそうです。
そういえばそんな感じの音楽です。
いや、新しいものを取り入れるという意味で。

2011年9月20日火曜日

ワークショップ


去る9月17日に、日本小唄連盟主催のワークショップが開催されました。
6回目だったそうです。
日常で邦楽、ましてや小唄にふれる機会などなかなか厳しい昨今
裾野を広げる意味でも連盟をあげてとても力を入れている事業の一つです。

私は初めてお手伝いに参りました。

お写真の講師は以前「小唄 えんの会」でもお世話になった
ふじ松加奈子お家元。
お三味線の作りについてご説明中です。
とってもわかりやすくお話なさっていました。

その他、蓼 胡茂さんや胡文雄さんによる名演奏や解説、
お三味線を実際さわりながらの簡単なお稽古など。

ワークショップとお稽古の線引きが
受講者も講師もなかなかむずかしいところのようですが
充実の内容でした。

私も個人的に11月11日の小田原の清閑亭での小唄のコンサートは
ワークショップの趣もにおわせたいと思っていたので
ちゃっかり勉強になりました。
この日ご一緒の浅井太郎さんは長唄の三味線弾きでもあるので
ちょっとその辺りからもアプローチしたいなあ。

2011年9月4日日曜日

小唄の舞台って


こちら、先日の小唄連盟のゆかた会のときのお写真を頂戴しました。

私がはじめて小唄の舞台を観に行ったときの衝撃のひとつ。

この写真でわかるかなあ。
普通緞帳があいて山台とよばれる台にのって演奏者がいますが
小唄はそれが二つにわかれていまして
このカキワリのようなセットの中に二つ床が存在することが多いのです。
その片方で演奏して片方は幕が閉まっているの。
真ん中の曲目と演奏者が書いてあるもの(めくり)も
曲がおわるとぱたーんと裏返って次の曲のものに。

こういう舞台のときはよくプログラムに
「二床で進行します」とか書いてあります。
小唄には普通の舞台は大きすぎるので
わたしはこの二床進行のほうがすきです。


ちなみにこの日は

まあまあでした。

うん。

たのしんで唄えました。

小唄はやっぱりおもしろい。