2010年6月20日日曜日

なまえはまだない。

今日は、例の小唄会でした。

旦那衆のお一人の鰻屋さんで開催されたので
気持ちもおなかもいっぱいでした。

事前に4曲(え?4曲…)ずつくらい
曲を挙げて頂いて、いちおうそれを私が準備しまして
(知らない曲はあわててさらったりして笑)
当日に臨んでいます。

本日の参加メンバーは10名
うち、お唄いになったのは5名かな。

お酒もある程度はいってから始めるので
事前の曲は参考程度だったりもして。
2題ずつくらいでまわしていって
また会食タイム
鰻重までできったところで
今度はアンコール的に一つか二つずつ。

ま、この時はさらに興がのってらっしゃるので
いきなり大胆にリクエストされるわけです。

と、

これはいったい。。というくらい私のお勉強会のようです。
あはは。

お一人は私のお弟子さんなのですが
そちら以外のかたは、もうそれはそれはキャリアが…
私も直接聞けなかったような邦楽演奏家の名演奏もご存知だったり
お稽古というお稽古は一通りこなしていらしたり。

もう、なんていうか
本当はあたふたあたふたしてしまうのですが
突然言われる曲にも対応せねばならず
また、
「できません」
なんて言ったらしらけてしまうから
こちらも必死です。

小唄は派によって様々。
節も間合いも間奏も違うことがあるので
その意味でも大変勉強になります。
旦那衆は、昔からどんな糸でも唄えるようになさってるのです。

ここのところ年に数回こんな経験をさせて頂いていますが
「そろそろこちらの会にお名前はつけないんですか?」
と伺ってみたら
「んーじゃあ、巳恵佳会でいいよ」
とかテキトーに言われてしまいました。
それって意味がおかしいし!

次までにすてきなお名前つくといいなあ。
とぐったり帰り道でした。

2010年6月9日水曜日

夏の小唄は?

今月は、お弟子さんとその周りの旦那衆
(ありがたいことに輪っかがいつも広がるのです)で、
ちょっとした小唄の会を催します。

唄いたい曲を皆さんに事前に挙げてもらっているのですが
自然と夏の曲をお選びのようですね。
その時々を演じればいいと思うし
どうしても重なってしまうことも多いから
季節は別にいいかなーと思うこともありますが、
やっぱり小唄をやっている以上は
季節を感じて(さきどりして)いた方がいいのでしょうね。

で、どれどれ。

「上汐」ふむ。
「涼み舟」ほう。
「辰巳の左褄」ふーむ。

って、ちょっと挙げて頂いただけで
な、長いの多くないですか!?

言い訳じゃないですけど
我が派、千紫の小唄は短くてさっぱりしたものが得意でして…
長いとね、結局曲数は減るし楽なのかもしれませんが
手ほどきがいろいろなお師匠さんの皆さんの小唄で
長いものやるのは…えっと、まあそれなりに弾く方は…
緊張感というか様子伺いつつが長くなるわけで…苦笑

と、思ってちょっと考えていたら

あれですね、夏の小唄って長いの多いのかもしれませんね。
木小屋とか、両国とか、
人気があるものちょっと考えてもな、ながい。

ということで諦めて(!?)じっくり取り組んでみます。

そんなこちらもとってもお勉強になる皆さんの小唄自慢なのでした…

に、しても

この 芭蕉のきもの。
(あ、もちろん絹ですが)

もう先に着ていますけど


こういうのはさきどりとは


…やっぱり違うのでしょうねえ。


暑さがはんぱない現代での着物の選びかた。
いろんなご意見をうかがいたいところ。