かの名人 志寿太夫師による題字 |
この題字のお方でもいらっしゃる志寿太夫師を始め先の名人諸氏が
「女流にも活躍の場を」
と、始まったという歴史のある会とのことです。
今回は記念会で大勢での「三社祭」の演奏もありにぎやかでした!
ご縁あって昨年秋に高輪派宗家家元よりお名前を頂戴しまして
まだ右も左もわからないのですが、ありがたくもお声がけいただいて
幕開きの「四季三葉草」という三番叟をもじった美しい曲にのらせて頂くことに!
4月の開催予定から震災の影響で日延べとなり、の昨日。
お天気にも恵まれて、大勢のお客様で盛会でよかったです。
お声がけ頂いたタテ浄瑠璃の清元延初磨さんは
古曲の一中節での「宇治はる」さんとしても有名ですが
豊かなお声での表現もさることながら
なんていうか、その言葉の情景がぶわーって浮かぶんです。
こんな私でもスケッチみたいなのが見える。
ほんとうにいい機会になりました。
余談ですが
初磨さんは本当に絵を描かれていたらしく
なんと藝大を油画科で卒業されているそうです。。
びっくりした。。
「栄佳ちゃん(わたし)とは広い意味で先輩後輩ね」
ってにっこりおっしゃった。
才能のあるかたって何にでもセンスがあるのかな。
もちろん大変な努力をされているとは思うのですが。
私もひさしぶりに緊張しましたが
なんとか皆さんが作られた世界を邪魔せずにはすんだかな。。
実はなぜかちょっといろんなかたに褒めて頂いてしまって
調子に乗るっていうか、やる気がでました笑
清元は小唄の勉強になるのももちろんですが
構成やテーマ、節回しなどなにしろとってもおもしろい。
皆さんもお芝居や舞踊会などで耳にする機会があったら
ちょっと楽しんでみてくださいね。