4月の終わりに、これまでとてもお世話になった、
大切なかたがお亡くなりになりました。
私に若輩ながらみなさんに稽古をさせていただくきっかけを頂戴し、
また不思議なご縁がいろいろつながっていたお客さまでした。
昨日は偲ぶ会が盛大に催され、
うちのお弟子さんでもある弟さんが
お兄様がが大好きだった髪結新三の
「目に青葉」を小唄振りで。
私も糸をつとめさせてもらいました。
立方は上七軒の梅嘉お姐さん。
お姐さんは私なんかよりずっと
たくさんの思い出がおありで、
いろいろな思いがこみあげてらっしゃる様子でしたが、
とてもすっきりとしたすてきな振りでした。
きっとお喜びだったんじゃないかな。
すきな小唄、わたしもたくさんありますが、
私もこちらのように山田抄太郎先生の小唄が
とてもすきなものがたくさんあります。
もちろんお三味線の凝った作品が多く、
洒脱に演奏するのがとてもむずかしいですが
またこうして愛されていくように
演奏できる機会があるとうれしいなあと思いました。
と、しかし、
故人は長唄を長く愛好され、
師である宮田哲男先生もなんと追悼のご演奏をなさり、
この小唄振りのときには私の目の前に、、
抄太郎先生とともに時を過ごされた
長唄の人間国宝の先生がご覧になるという、、
なかなかメンタルがきびしい本番でございました。。苦笑
いつでもしっかり頑張ってねと
機会をお与えくださったと思い、
楽しんでいただけるような小唄を
これからも精進していきたいです。。